プログラマーとして働くには、必ずしも資格が必要なわけではありませんが、資格を持っていると、自分のスキルや知識を証明することができます。
また、資格を取得する過程で、新しい技術や知識を学ぶこともできます。
本記事では、私が考えるプログラマーが取っておくべき資格を5つ紹介します。
取っておくべき資格
基本情報技術者
おそらく情報系の大学を出た方は、ITパスポートと並んでこちらの資格取得を目指した人も多いのではないでしょうか。
基本情報技術者試験は、情報処理の基礎的な知識や技能を持っていることを認定する国家試験です。
プログラミングの基礎やアルゴリズム、データベース、ネットワークなどの幅広い分野をカバーしています。
プログラマーとしての基礎力を身につけるためには、必須の資格と言えます。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位にあたる国家試験です。
情報システムの開発や運用に関する応用的な知識や技能を持っていることを認定します。
プログラミングだけでなく、システム設計やプロジェクト管理などの高度なスキルを身につけるためには、有効な資格です。
私の大学の同期が大学在学中にこの資格を取りましたが、就職後はこの資格があるだけでかなり高額な手当がついたり、昇進が明らかに他の同期より早かったりといった話もありますので、そういった面でのメリットも大きい資格です。
プログラミング言語の資格
プログラミング言語には、様々な種類がありますが、その中でも特に人気や需要の高いものには、資格が存在します。
例えば、JavaやPythonなどの汎用的な言語や、HTMLやCSSなどのWeb開発に関する言語などです。
プログラミング言語の資格を持っていると、その言語に関する専門的な知識や経験を示すことができますので、幅広く案件をこなすエンジニアとして重宝されます。
データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は、データベースに関する高度な知識や技能を持っていることを認定する国家試験です。
データベースは、情報システムの中核を担う重要な要素です。
データベーススペシャリスト試験を取得することで、データベースの設計や構築、運用、管理などのスキルを証明することができます。
セキュリティスペシャリスト試験
セキュリティスペシャリスト試験は、情報セキュリティに関する高度な知識や技能を持っていることを認定する国家試験です。
情報セキュリティは、情報システムの安全性や信頼性を保つために欠かせない分野です。
セキュリティスペシャリスト試験を取得することで、セキュリティ対策や監査などのスキルを証明することができます。
まとめ
以上、私が思う取っておくべき資格5選でした。
ただ最後に言うべきでないかもしれませんが、資格はある方がもちろん良いです。
もちろん良いのですが、無いと何もできないわけではありません。
我々はプログラマーというエンジニアですので、技術の吸収は比較的得意な人たちの集まりです。
そんな中でなかなか伸ばせない技術と言うのは、実はコミュニケーションスキルなんですね。
お客様から要件をヒアリングして、イメージしやすい、分かりやすい形を提案する事と並行してエンジニアに分かるような設計もしなければなりません。
つまり「要約」と「詳細」を別々にインプット・アウトプットしながら、すり合わせをしていく技術が必要になってきます。
こればかりは、調べて勉強するだけでは身につきません。逆を言うと、他のエンジニアに技術的な点以外で差をつけるポイントでもあります。
技術だけでなく、色々な面でも吸収する姿勢を持つことが、社会人として、またエンジニアとして必要な事なのかなと思います。